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NASHとしじみの関係性

しじみが肝炎を予防?

肝炎と言うと一般にはお酒の飲み過ぎで起こるアルコール性肝炎や、ウィルスが原因のA、B、C型肝炎が知られています。
再生力の高い肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれるように、肝炎に罹患してもほとんど自覚症状がありません。
肝炎が進行して肝硬変になると、肝臓の再生力が高くとも最早のその能力は喪失し、治療も困難になります。

ところでNASHという言葉を聞いたことがありますか?
これは「非アルコール脂肪性肝炎(Nonalcoholic steatohepatitis)」の略で、アルコールやウィルス以外の脂肪肝が原因の肝炎で、最近はこのNASHの患者が非常に増えています。
実はしじみには、このNASHに対し有効な栄養素を多く含有しています。
今回はしじみとNASHの関係をお話します。

NASHとは

NASHは過食・運動不足・糖尿病・脂質異常症などを伴う脂肪肝が引き起こす肝炎です。
特に内臓脂肪型の肥満の方にNASHが多く、統計では成人の8人に1人が非アルコール型脂肪肝で、100人に1人がNASHの疑いがあるとされます。

脂肪肝の肝臓では肝臓の細胞内に脂肪の粒がたくさん出来ている状態です。
これが進行すると脂肪が拡大し、肝臓の細胞を風船が破裂するように破壊して炎症を起こし、肝臓内の細胞が硬く繊維化してNASHになります。

NASHの放置のリスク

NASHをそのまま放置すると肝臓の線維化が進行し、肝硬変になります。
またNASHで生じる炎症物質や、脂肪が活性酸素で酸化した過酸化脂質、更に進んで発生する超酸化物などの要因で、肝臓がんのリスクが高まります。
NASHが進行した場合、10年後に肝硬変や肝癌になる可能性は20~30%と大変高くなります。

NASHの対処

脂肪肝疾患の罹患者は男性の場合40代以上で40%、女性の場合は40代だと10%ですが60代だと30%まで高まります。
脂肪肝疾患はNASHの段階までであれば、生活習慣や食生活を見直すことでほとんど改善することが分かっています。
そのためには肝臓に溜まった脂肪を落とす必要があり、医療機関ではまず体脂肪を7%減らすことを推奨しています。

しじみの栄養素で肝脂肪を減少

しじみは肝脂肪を減らしたり、肝脂肪の酸化を防いだりする栄養素を豊富に含有します。

運動などを併用することで脂肪を減少させる栄養素は
オルニチン
ビタミンB2
ビタミンB12

肝臓の脂肪の過酸化脂質化を防ぐ栄養素は
メチオニン
ビタミンE

脂肪の燃焼

脂肪の燃焼は基礎代謝でも可能です。
基礎代謝は安静時でも筋肉や内臓が生体を維持するためにエネルギーを燃焼させることで、主に脂肪を燃焼します。
また有酸素運動で血中の糖分がなくなると脂肪が燃焼します。
基礎代謝を増やすには運動等を通して筋肉の量を増やすことがとても効果的です。

オルニチンが基礎代謝を高める

オルニチンは水溶性のアミノ酸で、肝臓の脂肪を燃焼する効果があります。
オルニチンは肝臓で発生する人体に有害なアンモニアを分解し尿素に変える以外に、肝臓にエネルギーを供給する肝臓内の細胞にあるミトコンドリアを活性化させます。
ミトコンドリアは脂肪のエネルギー代謝も行うので、オルニチンでその力が強化されます。

オルニチンは成長ホルモン誘導体としても知られ、運動を併用することで筋肉を増やし基礎代謝を高めます。
筋肉はたんぱく質なので、その合成には成長ホルモンの分泌が不可欠です。
加齢で減少傾向にある成長ホルモンの分泌量をオルニチンで増やすことで、運動効率が高まります。

ビタミンB2が代謝に寄与する

ビタミンB2は水溶性のビタミンで糖質、脂質、たんぱく質の三大栄養素の代謝に必要な栄養素です。
代謝でエネルギーを生み出すミトコンドリアのクエン酸回路で補酵素として役割を果たし、脂肪を分解しエネルギーに代謝する工程をスムーズにします。

ビタミンB12が筋肉を生産する

ビタミンB12は水溶性のビタミンで、たんぱく質を分解し体内の器官に再合成するアミノ酸の代謝に必要な栄養素です。
運動時にオルニチンが誘発する成長ホルモンと共に、筋肉の生産に効果を発揮します。
しじみはビタミンB12が他の食品に比べて抜群に多く、可食部100gあたり62.4μg含有し、成人一人当たりの食事摂取基準が一日2.4μgなので一食で必要な量をまかなえます。

肝脂肪の酸化防止

肝臓に蓄積された脂肪が活性酸素で過酸化脂質になると分解が困難になります。
そのためには現在蓄積されている脂肪を酸化から守り、エネルギー代謝しやすい状態に保つ必要があります。
しじみが含有する栄養素には脂肪の酸化を防ぐ成分があります。

メチオニンが抗酸化ミネラルを運搬する

メチオニンは人の体内で合成できない疎水性の必須アミノ酸です。
メチオニンは血中コレステロールを燃焼させて下げ、抗酸化ミネラルのセレンを運搬して抗酸化作用をサポートして脂質の酸化を防ぎます。

ビタミンEが脂肪の酸化を防ぐ

ビタミンEは脂溶性ビタミンで、体内の脂肪に取り込まれその酸化を防ぐ抗酸化物質です。
NASHの患者にビタミンEを投与すると症状が改善することが確認されています。
しじみは他の食材に比べれば脂肪が少ないにも関わらず、ビタミンEを可食部100g当たり1.6mg含有し、これは成人一人当たり一日に推奨される摂取量の約1/4に相当します。

NASHに罹患していたら

NASHは肝臓内で炎症を発症しています。
鉄分は体中に酸素を送るヘモグロビンの製造に必要不可欠ですが、炎症は鉄分を過剰に摂取すると悪化します。
しじみは鉄分の含有量が多く、脂肪の酸化を防ぐビタミンEやメチオニンと共に身にあります。
一方で、脂肪燃焼に関係するオルチニンやビタミンB群は水溶性です。
しじみの鉄分だけで炎症が悪化することありませんが、気になる方はしじみで出汁を採りそれを飲むことでも脂肪燃焼の効果が得られ、NASHの改善に役立ちます。

まとめ

NASHは最近にわかに注目を浴びている現代病です。
肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれているように脂肪肝は自覚症状がなく、定期的な健康診断などでようやく判明する症状です。
脂肪肝に伴うリスクを回避するには日頃の生活習慣を見直し、適度な運動とバランスの良い食事が必要不可欠です。

しじみには肝脂肪を燃焼させるオルニチンやビタミンB群、また脂肪の酸化を防ぎ肝硬変や肝癌への進行を予防するメチオニンやビタミンEを多く含有しています。
毎日の食卓にしじみを一品添えることで、NASHの予防や改善に効果を発揮します。

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