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しじみで血圧を正常化(しじみは血圧安定にいい?)

しじみを摂って血圧を正常に保つ

年を重ねると気になるのが血圧のこと。
医者の診察で高血圧を注意されることがあると思いますが、一般的な病気と違い性急な自覚症状がありません。
そのため、注意された本人は軽い気持ちでいる場合が多く、症状が進むと頭痛やめまいなどが現れ、最悪の場合は血栓ができて心筋梗塞や脳梗塞を発症してしまいます。
逆に低血圧だと、めまいや倦怠感、食欲不振など慢性的な体調不良に悩まされます。

実は、しじみは血圧を正常に戻し、維持する栄養素を豊富に含有します。
しじみのどんな栄養素が血圧とどうかかわるのか、詳しくお話します。

血圧とは

心臓は血液を体内に循環させるため、ポンプのように収縮と拡張を繰り返しています。
血圧とは、心臓から送り出された血液が体内の血管内を循環する際に掛かっている圧力のことを言います。

血圧は自律神経によってコントロールされる

血圧は運動や食事、ストレス、薬、気温などの周囲の環境、時間帯や本人の性格など様々な状況で変化します。
血圧は自律神経によってコントロールされ、自律神経はこれらの条件に体が対応できるように血圧を上げたり下げたりして体を順応させます。
体が順応するか、周囲の環境が落ち着けば、自律神経は血圧を正常な状態に戻します。

血圧の正常値

最高血圧と最低血圧とは

私たちが血圧検査で用いるのは、心臓から送り出された直後の動脈内の血液の圧力です。
心臓が収縮して血液を動脈に送り出している時の圧力を収縮期血圧と言い、最高血圧として測定します。
逆に心臓が拡張して血液を静脈から回収している時の圧力を拡張期血圧と言い、最低血圧として測定します。

血圧の正常値は時代や年齢により異なる

血圧の正常値は時代ごとに解釈が異なり、2018年の時点では2014年に改訂された日本高血圧学会の『高血圧治療ガイドライン2014』が基準となっています。
血圧は年齢や病状によっても正常値が異なり、年を重ねるほど血圧が高くなる傾向あります。

下の表は、2014年の健常者の血圧の正常値を表したもので、それぞれ最高血圧と最低血圧が基準値を下回れば正常値と見なしています。

診察室血圧(最高血圧) 診察室血圧(最低血圧) 家庭血圧(最高血圧) 家庭血圧(最低血圧)
若年~前期高齢者(75歳未満)

140mmHg

90mmHg

135mmHg

85mmHg

後期高齢者(75歳以上)

150mmHg

90mmHg

145mmHg

85mmHg

上の表で診察室血圧と家庭内血圧の測定値が異なるのは、医師や看護師を前にすると被測定者にストレスがかかり、家でリラックスした状態で測定するよりも数値が上がってしまうためです。
そのため、現在では血圧症の診断は家庭血圧の測定値を重視する傾向にあります。

高血圧と低血圧のリスク

血圧が平常時でも恒常的に正常値を上回っている場合を高血圧、逆に下回っている場合を低血圧と言います。
それぞれ身体的なリスクを高めるため、早めに正常値に戻す必要があります。
高血圧と低血圧でどのようなリスクがあるのか見てみましょう。

高血圧によるリスク

血圧が恒常的に高ければ、それだけ血管にかかる圧力が強くなり、血管を破損するリスクが高まります。
人体は血管が傷つけばそこを修復するので血栓ができやすくなり、また血圧に耐えられるように血管の壁を厚くするように作用するため、結果として動脈硬化を誘発します。

高血圧は初期段階では血流で各器官に十分な栄養や酸素が届けられるため、むしろ以前より元気な状態が続き自覚症状に気付きません。
しかし、徐々に血管を傷つけ動脈硬化が進行するため
頭痛
肩こり
動悸
息切れ
めまい
耳鳴り
などの、体調不良の症状が出てきます。
これが進行すると、
心肥大や狭心症、心筋梗塞などの心臓疾患
脳内出血や脳梗塞
腎障害
糖尿病
などの重篤な合併症を誘発します。
特に、心筋梗塞や脳梗塞は突然発症し死に至るため、高血圧は別名「サイレントキラー(沈黙の殺人者)」と呼ばれます。

高血圧の原因

実は高血圧の90%は原因が不明です。
高血圧はその原因により、身体的な異常がないのに高血圧を発症する「一次性高血圧」と、病気などによる明確な原因のある「二次性高血圧」に分類されます。
そして、多くの高血圧症の人が原因不明の「一次性高血圧」です。
ただし、血圧を高める要因は数多く知られており、塩分の摂り過ぎや、肥満、運動不足や睡眠不足、ストレス、疲労、喫煙などが起因します。
また、遺伝的な要因も強く、親族に高血圧症の人がいると高血圧になる可能性が高い傾向にあります。

低血圧によるリスク

低血圧は血圧が正常値の範囲を下回っている状態ですが、実は高血圧のように明確な基準は日本には存在していません。
世界保健機関(WHO)では最高血圧100mmHg以下、最低血圧60mmHg以下を低血圧と定義しています。
低血圧は心臓のポンプの力が弱いため、全身に循環する血液量が少なくなり、脳や末梢の毛細血管まで血液が十分に到達せず、栄養や酸素が各器官で不足する状態になります。
そのため、低血圧になると
めまいや立ち眩み
頭痛
肩こり
倦怠感
動悸、息切れ
耳鳴り
失神
睡眠障害
食欲不振や便秘、下痢、吐き気など消化器系の不具合
などの症状を引き起こします。
低血圧は高血圧のように直接的な重篤の合併症を引き起こすリスクはありませんが、上記の症状が続くと身体的な負担や心理的なストレスが大きくなります。
また、低血圧は間接的に他の病気を誘発してしまいます。

低血圧の原因

低血圧も高血圧と同様に、原因不明で慢性的に低血圧の症状が現れる「一次性低血圧」と、病気など原因が明確な「二次性低血圧」に分類されます。
二次性低血圧は
大量出血
心臓疾患
ホルモンなどの内分泌系の異常
消化器官の異常による栄養不足
自律神経失調症
などが原因です。

しじみと血圧

しじみは血圧を正常値に戻し、維持するために必要な栄養素を多く含有します。
しじみの栄養素を活用し、生活習慣を見直すと血圧を正常値に保つことができます。

脂肪を代謝して血圧を下げる

肝機能の衰えは高血圧が原因

高血圧になる理由の一つに、肥満によるコレステロールや中性脂肪の増加でドロドロの血液になり、血圧を高めて押し出さなければならない状態になっていることが挙げられます。
コレステロールや中性脂肪の代謝は主に肝臓で行われます。
加齢などで肝機能が衰えると、食物で摂取した栄養素がエネルギーに代謝されず、コレステロールや中性脂肪として蓄えられ、結果的に脂肪肝となりドロドロの血液を作り出します。

しじみが含有するオルニチンは肝機能を阻害する有害なアンモニアの処理に必要不可欠な栄養素です。
オルニチンを摂取するとアンモニアの処理能力が高まり、脂肪をエネルギーとして代謝するミトコンドリアの活動も活発化するのでドロドロの血液となる肝脂肪を減らせます。

また、脂肪をエネルギーに代謝するには補酵素として作用するビタミンB2とビタミンB6が必要不可欠で、しじみはその両者を豊富に含有します。
さらに、しじみはドロドロの血液の原因である血液中の脂質の酸化を防ぎ、血流を良くする脂溶性抗酸化物質のビタミンEも多く含有しています。
これらの栄養素が血中の脂質を減らし、血液をサラサラにするので血流がスムーズになり、心臓の負担を軽くし、血圧を下げることができます。

GABA(ギャバ)で血圧を下げる

GABAはアミノ酸の一種で、正式名はγ(ガンマ)-アミノ酪酸(gamma-aminobutyric acid)と言います。
中枢神経で作用しリラックスをもたらす神経伝達物質で、血圧を上げる興奮系の神経伝達物質のアドレナリンの分泌を抑え、血圧を下げる効果があります。
GABAは食品として摂取する以外に、体内で合成が可能で、しじみに含まれるグルタミン酸とビタミンB6が必要不可欠です。

しじみに含まれるグルタミン酸の量

しじみの旨味成分がグルタミン酸で、可食部100gあたり680mg含有しますが、水煮にすると更に1800mgに増やすことができます。

自律神経を整え血圧を正常化

自律神経は血圧を調整する

自律神経は血圧の調整を司ります。
自律神経は活動を司る交感神経と、休憩を司る副交感神経に分かれ、それぞれが状況により切り替わることで私たちの各器官は正常に機能し、恒常性を保つことが出ます。
血圧を左右する血管は交感神経が優位だと収縮して硬く狭くなるので血圧が高くなり、副交感神経が優位だと弛緩して広がるので血圧が低くなります。
自律神経は加齢で機能が衰えるので、交感神経と副交感神経の交換が上手くいかなくなり、高血圧や低血圧の症状となって現れます。

しじみが多く含有するビタミンB12と、必須ミネラルの亜鉛は自律神経の機能を維持する栄養素です。

ビタミンb12は別名「神経のビタミン」と呼ばれ、神経細胞の修復や再生を行い、神経系の機能維持に必要不可欠な栄養素です。

また亜鉛は神経伝達物質やホルモンの生成に必要不可欠な栄養素です。
亜鉛が不足すると神経伝達物質やホルモンの生成が不十分となり、自律神経が正常に機能しなくなり、結果として血圧が調整できなくなります。
また、亜鉛は細胞分裂にも必要不可欠なミネラルで、抗酸化物質としても作用するので、高血圧で傷ついた血管内の細胞を修復し、血栓の原因となる血液中の脂質の酸化も抑制できます。

まとめ

血圧は心臓から血液を送り出す時に血管内に掛かる圧力で、自律神経の支配下にあります。
自律神経はその時々の身体や周囲の環境などの条件で血圧を高くしたり、低くしたりして血液を体内に循環させ、体を順応させます。

血圧は基準値が設けられており、平常時に基準値より高いと高血圧、低いと低血圧と判断されます。
それが、長期に渡りその状態が続くと体に負担が蓄積するので、早めに正常値に戻す必要があります。

しじみは血圧を正常値に戻す栄養素が豊富で、栄養素の相乗効果で体に蓄積する脂肪を減少させたり、血圧を下げる神経伝達物質のGABAを生産したりすることで血圧を下げます。
また、ビタミンB12や亜鉛が自律神経を整え、血圧を正常値に保ちます。
血圧の安定化に、毎日のしじみの摂取がとても効果的です。

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